高知県立牧野植物園で今年度の入園者数が初めて30万人を超えました。すでに例年のおよそ2倍の観光客が訪れていて、ドラマの効果は大きいようです。
県立牧野植物園の今年度30万人目の入園者となったのは、兵庫県姫路市から3世代で訪れた奥住恵(おくずみ・めぐみ)さん家族です。
奥住さん家族は、年に2、3回高知を訪れるという大の高知好き。牧野植物園にも来たことがあるそうで、朝のドラマを見て今回再び訪れました。
(奥住恵さん)
「びっくりしました。今日は前回見られなかったところを回ってみたい」
(夫の講平さん)
「高知が好きで年に数回来るんですけど、その中でも一番の思い出の場所になると思います」
牧野植物園は1958年にオープンし、例年は年間15万人ほどが訪れます。昨年度、ドラマの放送が決まり入園者は当時最多の21万4000人に。
今年度はそれを大幅に上回り、10月のうちに30万人を超えました。年間50万人に迫るペースです。
(県立牧野植物園 川原信夫 園長)
「正直まずはびっくりしているのと、本当に光栄なことだと感じています。実際に『これ(植物)がそうなんだ』と足を止めてしっかり観察される方が増えた。少しでも植物好きのすそ野が広がってありがたい」
園は今後も展示やイベントを通して、植物の魅力発信や保全活動に取り組むということです。