人気ロックバンド、BUCK-TICKのボーカル、櫻井敦司さん(57)がコンサート中に救急搬送され、その後、亡くなりました。
櫻井さんを襲った「脳幹出血」とは一体どんな病気なのか。詳しく解説します。
過去には橋本真也さんや玉置宏さん、桑名正博さんも発症
南波雅俊キャスター:
亡くなった経緯です。19日の午後6時30分、横浜市内で、ファンクラブ限定のコンサートを行っていました。コンサート中に体調不良によって救急搬送され、その日の午後11時9分、脳幹出血で亡くなりました。
コンサートを見た人の話によりますと、櫻井さんが2曲目からしゃがみ込んだまま歌っていて、3曲目が終わって午後7時頃、スタッフに抱えられて退場したということです。
1987年メジャーデビューで、以降の1990年代のいわゆるビジュアル系ブーム、多くのロックバンドにも影響を与えました。
所属事務所によりますと、後日ファンの皆様と、故人を偲ぶ場を設けたいということです。
この脳幹出血ですが、これまでは、たとえば2005年にはプロレスラーの橋本真也さん(40)、2010年にはアナウンサーや司会者としてご活躍された玉置宏さん(76)が発症。
そして2012年には歌手の桑名正博さん(59)も、脳幹出血で倒れて3か月半にわたって意識不明の状態になり、そのあと亡くなったというような事例もありました。
ホラン千秋キャスター:
私も櫻井さんにはお仕事でお会いしたことがあるんですけれども、もう歌っているときは言わずもがなでかっこよくて、しゃべっているだけでもその魅力的な声で周りにいる全員が魅了されてしまうような、本当に素敵な方でした。
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
ライブ中だということで、ファンの皆さんのために最後までという気持ちで歌われていたのかなと思うと、本当に残念ですね。