連日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が報道されていますが、ロシアによるウクライナ侵攻も長期化しています。

MRTテレビ「Check!」ではこれまで、ウクライナから宮崎に避難した人たちの生活や思いを伝えてきましたが、このたび、ウクライナ人の女性2人がある取り組みを始めました。
「故郷の味を日本で広めたい」と意気込んでいます。

宮崎市の「カリーノ」の地下にあるレストラン「まんまーる」。



開店前、厨房で料理の下準備をするこちらの女性は、ウクライナ人のオレナさんです。

オレナさんは、去年6月、宮崎市在住のヴィクトリアさんを頼ってウクライナから宮崎に避難してきました。

(オレナさん)
「レシピは教えない(笑)」
(ヴィクトリアさん)
「心から作らないと、味、変わるから。おいしく作る」


友人関係の2人は、1か月前から、この店で水曜日と土曜日のランチタイムに「ボルシチ」を提供し始めました。

(ヴィクトリアさん)
「ウクライナ文化とか、ウクライナ料理が気になる方が多いと思うので、始めた」


こちらがそのボルシチ、ウクライナの郷土料理です。
付け合わせはガーリックパンと、卵やお米が入ったウクライナサラダです。


(中野光樹記者)
「いただきます。おいしい。野菜が本当においしい。お肉のうまみも出ていますね。これが本場の味か」


味付けは塩コショウとシンプルで、素材の味をいかした料理。
宮崎県産の豚軟骨や、サワークリームがアクセントになっています。
特に、ガーリックパンとの相性は抜群です。


ボルシチを注文した客は・・・

(ボルシチを注文した客)
「おいしいです。ウクライナのボルシチっていうのを食べたことがなくて、食べてみたいなと思って」


日本での生活にも慣れ新たな取り組みを始めた2人。
故郷ウクライナの心配は尽きることはありませんが、自分たちでお店を出せたらと夢を語りました。

(オレナさん)
「最初ちょっと心配した。ウクライナ料理、日本人が好きか好きじゃないか分からないでしょ。でも後で考えて、やってみようって」
(ヴィクトリアさん)
「日本の人たちおいしいって言ってくれているので、頑張って自分のお店を作りたいと思っている」


取材では、戦争が早く終わってほしいとの思いも打ち明けてくれましたが、前向きに挑戦する姿、素敵ですね。応援しています。

ちなみに、ウクライナの家庭では、日本の味噌汁と同じように、ボルシチを毎日食べるそうです。

※MRTテレビ「Check!」10月25日(水)放送分から