横浜市の認可保育所で、園児の顔にタオルケットをかけたりトイレに閉じ込めたりする不適切な保育が行われていたことがわかりました。

不適切な保育が行われていたと横浜市が認定したのは、鶴見区にある生後2か月から2歳の乳幼児を対象とした認可保育所です。

横浜市によりますと、この保育所では去年から今年にかけ、▼言うことを聞かない児童を大人用のトイレに閉じ込めたり、▼泣いて寝ない児童にタオルケットを頭まで被せたり、▼「バカ」「嘘つき」などの暴言を児童に浴びせるなど、5つの不適切な保育があったということです。

この施設には定員24人に対し、直近では17人が在籍していて、これまでにけがをした児童は確認されていません。

今年7月、横浜市に「不適切な保育が行われている」と情報提供があり、市は今年8月から立ち入り調査とヒアリングを行っていました。横浜市は保育所に対し改善を求め、今月26日までに報告書を提出するよう指導しています。

保育所は横浜市に「職員の保育体制を改善する」などと説明していて、施設側は先週、保護者への説明会で園長が謝罪しました。