林理事長 副学長を「解任すべき」とするも…

さらに新たなやり取りがあったということも明らかになっています。

2023年7月、沢田副学長の判断で、植物片が見つかってから12日後、警視庁に報告をしたということがわかったことを受けて、林理事長は「(植物片を保管したことを)警察に聴取されると助成金が交付されないおそれがある」として、副学長に辞任を求めていました。しかし、合理的な理由はないということで沢田副学長は辞任を拒んでいたということです。

さらにこの会話の中で林理事長は「どんどん坂を転げ落ちるみたいになっている」「助成金も欲しいし叩かれたくもない」という本音を漏らしていたということも明らかになっています。

ホラン千秋キャスター:
林理事長としては、人事も刷新、本部の空気も変わってきている、とお話をされていますが、そもそも私達がこれまでの出来事で日大に対して抱いているイメージがある。さらに徐々に出てくる情報などで、やっぱり変わるのって難しいんだなというイメージがどんどん強くなってきてしまっているという部分はありますよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
今、一番権限と責任を持ってるのは林理事長だと思うんですけれども、林理事長がやりたい方向に進んでいないのではないかと思いますし、副学長の辞任すらできなかったということ、植物片を10日間程、保管していたというのは実際、問題があると思うんですけれども、それでも変えていけない部分があるというのは、やはり前理事長の息のかかった人たちがまだまだ近くに残ってるのかな。そして、林さんが思うようにやれてないのかなと感じますね。

ホランキャスター:
一枚岩になれていないような状況を学生たちも目にしているわけじゃないですか。不安を感じている方も多いんじゃないかなと考えられますよね。

松田さん:
そう思いますし、本当に学生の多い大学ですから、学生たちが自分が日大であることに誇りが持てるような状態を作ってほしいと思います。