人手不足が問題となっている保健師や保育士の確保について、長野県と市町村は、保健師の派遣など県が必要な支援を行うことで合意しました。

これは24日に県庁で行われた県と市町村との協議で合意したものです。

このうち、保健師は業務の多様化で市町村での採用が年々増加していますが、採用できていない市町村も毎年10前後あります。

特に町や村での採用が困難な傾向にあることから、県は市町村の中長期的な必要数を把握した上で県の保健師を派遣する方針を決め、今後具体的な対応策を検討します。

また、市町村が採用する保育士については、採用試験の共同実施や、市町村の間での職員の派遣など、小規模な町村同士の連携や必要な取り組みに対し、県が支援することを決めました。

佐久市の柳田清二市長は、「佐久市ではすでに園児の募集を始めている」として、保育士確保の対策を急ぐよう求めていました。