JR四国が、香川県高松市の端岡駅を含む管内12の駅の無人化を決定したことについて、高松市は「撤回を求めることも含め協議を行う」意向を示しました。

赤字が続くJR四国は、業務の効率化を図るため、来年3月までに管内12の駅について無人化すると発表しました。

香川県では、高松市の端岡駅と三豊市の高瀬駅が対象となっています。

端岡駅は、高松市ではJR高松駅に次ぐ利用者の多い駅で、市は交通の結節拠点として駅周辺の整備を検討していました。

高松市によりますと、JR四国からは事前の報告もなかったため今後、撤回を求めることも含めた協議を行いたい意向を示しました。

(大西秀人高松市長)
「無人化の趣旨というか、理由をきちんと聞いたうえで今後の在り方を協議してまいりたい。できれば駅員をちゃんと確保してほしい」

JR四国は、高松市との協議については未定としながらも、経営状況などから端岡駅の無人駅化を理解してほしいとしています。