坊っちゃん列車の運休をめぐり、愛媛県松山市の野志市長が伊予鉄道に不快感を示しました。
野志市長は、事前に伊予鉄道から相談が無かったことを明らかにし、「残念だ」と述べました。
(野志市長)
「松山市では運行開始時に坊っちゃん列車の製作に補助するなどしていて、事前に状況を相談頂いて、運行継続に向けて検討できなかったことは残念」
観光客を中心に人気を集めている坊っちゃん列車ですが、伊予鉄道は10月13日、深刻な運転士不足を理由に11月からの運休を発表しました。
松山市によりますと、伊予鉄道から運休について市に連絡があったのは9月末で、決定事項として伝えられたということです。
(野志市長)
「一時運休のプレスリリースを頂いてから話をしていて、松山市としても、早期の運行再開に向けて、伊予鉄道と協議をしている」
松山市は、坊っちゃん列車の運行が始まった2001年から昨年度までに伊予鉄道に対して、車両製作費や検査費用、あわせて8650万円を補助していて、野志市長は、運転継続に向けて事前に協議できなかったことは残念だと不快感を示しました。
その上で今後、早期の運転再開に向けた協議を進める意向を示しました。
(野志市長)
「どのような支援ができるのかも含めて伊予鉄道と協議を進めていく」
一方、伊予鉄道は「地域交通のあり方について行政とこれからも協議を続けていく」とコメントしています。
坊っちゃん列車の運休をめぐっては、中村知事が先週の会見で「行政は他人事ではなく観光コンテンツとして対応すべき」と述べ、市の対応に苦言を呈しています。
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