処理水が海に放出されてから、24日で2か月となりました。こうした中「常磐もの」の代表格、ヒラメの販売拡大を図ろうと、様々な料理を食べ歩く企画が始まります。

お頭つきの豪華な天ぷらが載った天丼に、うま味を凝縮したわら焼き。すべてヒラメを使った創作料理です。

水津邦治アナウンサー「ニンニクと藻塩でいただきます。香ばしい香りが口いっぱいに広がって歯ごたえもあり絶品ですね、おいしい」

寒流と暖流が交わる福島県沖の豊かな海でとれる「常磐もの」。中でもヒラメは、毎年40万匹の稚魚が放流され、まさに常磐ものを代表する魚です。そのヒラメのおいしさを広く知ってもらおうと、市内の飲食店が腕によりをかけた料理を食べ歩くイベントが11月から始まります。

いわき市・内田広之市長「今回ヒラメを大きな新たな戦力として発信していきたいなと思っています」

イベントは、11月1日から始まり、市内10店舗で提供される料理を食べ歩くもので、景品が当たるスタンプラリーも行われます。

処理水の放出から、24日で2か月。風評の影響は、いまのところ限定的ですが、今後も正念場が続きます。

内田市長「処理水の放出以降色々な応援を全国からいただいていて、これを一過性のものでとどめてはいけないと思っている。だからこそ、こういう新しいヒラメの産地化したブランドで全国に打って出ていきたいと思っています」

大川魚店・大川勝正社長「全国を見ても常磐もののヒラメは誇れるおいしい魚だと思いますので、いわきといえば、常磐ものといえばヒラメという感じに少しでもお客様に認識していただければなと思います」

企画したいわき市では、ヒラメのおいしさとともに、料理のレパートリーの広さにも触れてほしいと話しています。