10月26日に行われるプロ野球ドラフト会議。野球少年なら一度は夢見たであろう、プロの世界に足を踏み入れることが出来るのか、まさに運命の1日です。
球団側は来年の戦力補強、そして将来を見据えての指名など、それぞれの思惑が交錯する中、すでにネット上ではファンたちが推し球団の指名選手を予想するなど、盛り上がりを見せています。
ことしは黄金世代とも呼ばれる、評価の高い大学生投手が注目されていますが、U18侍ジャパンで初の世界一となった高校球児もまた有望な選手たちがいます。
そのうちの1人が、沖縄尚学高校のエース・東恩納蒼投手。最速147キロ右腕の東恩納はセンバツと夏の甲子園に出場し春は3回戦に、夏は準々決勝に進出しました。
特に注目を浴びたのは最後の夏のピッチング。沖縄大会初戦から、甲子園の創成館との一戦まで47回1/3を無失点を記録。その投球から「ミスターゼロ」と話題を集め、創成館との一戦で得点をゆるした際には、スポーツ紙が「この夏7試合目で初失点」と取り上げるなど多くの注目を浴びました。
甲子園では優勝した慶応に敗れたものの、U18日本代表に選出され、台湾で行われたワールドカップでは、プエルトリコ戦で5回参考ながら完全試合を記録。
世界の舞台でも「ミスターゼロ」の圧巻の投球を見せ、評価を上げた東恩納投手。当初は大学に進学してからプロを目指す意向を示していたものの、その後、プロの道を目指すことを決めました。
SNSでは「オリックス様へ 東恩納蒼投手だけは絶対にドラフトで獲得してほしいです♡」「東恩納投手、東浜くんみたいな感じでホークス来てくれないかな」など各球団のファンが獲得を期待しています。
「ミスターゼロ」にプロへの道は開かれるのか、その順位は、26日のプロ野球ドラフト会議に注目が集まります。