新潟県内ではクマに関する被害が相次いでいます。県によりますと20日現在、クマの目撃情報はおよそ856件、被害に遭った人は7人と過去最多のペースです。県も「クマ出没警戒警報」を発表しています。万が一、遭遇してしまったとき、どうすればいいのか…。クマ対策や撃退グッズを取材しました。
新潟県内で増えるクマ被害…。今月19日には、阿賀町で60代の男性が自宅敷地内に植えてあった柿の木に登っていたクマに襲われました。

記者リポート
「もしクマに遭遇してしまったら…そんな時に役に立つグッズがこちらのお店にあります」
訪れたのは新潟市のアウトドア商品を扱うお店。店長の横田廣基さんに「クマ対策のグッズ」について聞きました。
WEST新潟 横田廣基 店長
「こちらはクマよけグッズのコーナー」
お店に設けられいるのは専門コーナー。
WEST新潟 横田廣基 店長
「こちらのクマ鈴ですね」

定番なのはこのクマ鈴。
WEST新潟 横田廣基 店長
「クマは臆病な性格と言われておりますので、音を出すことによって先にクマの方に気づいてもらって人間が来てるよってことでクマに退散してもらう」

この他にもこちらの「ベアホーン」はボタンを押すとおよそ800メートル先まで聞こえる大きな音がなり、遠くにいるクマに人間の存在を知らせるアイテムもあります。
そして、もしクマと遭遇したら…
WEST新潟 横田廣基 店長
「一押しは売上ナンバー1の元祖クマ撃退スプレー」
とうがらしから抽出したカプサイシンを含んだこのスプレー。

クマに遭遇し、突進して来た際、鼻先めがけて噴射することで、刺激や匂いでクマが退散する確率が上がるということです。
WEST新潟 横田廣基 店長
「セーフティーロックがあるので、それを外していただいて、あとはトリガーを引くだけ」

無風状態で、10メートル先まで効果があるということです。例年にも増す相次ぐクマの目撃情報。クマ対策グッズを求めてくる客も多いそうです。
WEST新潟 横田廣基 店長
「例年に増して、報道もされているように市街地にクマが出没することも増えておりますので、やっぱりお客様の意識も高まっていると思います」

クマは冬眠前の今の時期がエサを求めて活発になります。行楽シーズンに入り、登山などで山に入る機会も増えてきます。クマと遭遇しないためにもこうしたグッズを身に着けて十分な備えをしてください。
