■プロ野球・SMBC日本シリーズ第3戦 阪神4ー5オリックス (31日 甲子園)
阪神は競り負けて38年ぶり2度目の日本一に向け1勝2敗となった。2回に1点を先制も先発・伊藤将司が5回までに4失点を喫しブルワーも1失点、森下の2点タイムリーなどで反撃するも1点が遠かった。
4ー5で迎えた9回はオリックス守護神・平野佳に対して代打・原口が四球で代走・植田、近本は二ゴロで1死二塁に。中野が空振り三振、森下は四球で2死一・二塁で一打、逆転サヨナラ機に大山が空振り三振に終わった。
8回の攻撃でオリックス4番手・宇田川に対して佐藤輝は空振り三振、ノイジーがヒットで代走・島田、島田は二盗を試みるも足を取られスタートを切れず。坂本の犠打で2死二塁、木浪は空振り三振に倒れて同点に追いつけていなかった。
阪神の先発・伊藤将司(27)今季はルーキーイヤー以来の2ケタ10勝5敗、セ・リーグ5位の防御率2.39。伊藤将は甲子園では21年9月~今年4月まで11連勝を記録した。7月ヤクルト戦で黒星を喫するも甲子園通算30試合に登板、15勝5敗、防御率2.28と相性が良い。
1回は中川圭を二ゴロ、宗を左飛、森にセンターへヒットを運ばれるも頓宮を中飛に打ち取る立ち上がり。
オリックスの先発・東晃平(23)は今季6勝0敗、防御率2.06。ロッテとのCSファイナル第3戦も5回を4安打無失点と好投している。
スタメンは不動の1番センター・近本、2番セカンド・中野、3番ライト・森下、4番ファースト・大山、5番サード・佐藤輝、6番レフト・ノイジー、7番キャッチャー・坂本、8番ショート・木浪のオーダーを組んだ。
打線は1回は近本が空振り三振、中野は左飛、森下は中飛と三者凡退。
2回の攻撃で先頭・大山がヒット、佐藤輝が空振り三振もノイジーのライト前ヒットを放ち、1死一・三塁の先制機に。坂本の二ゴロ併殺崩れ間に大山が生還し1点を先制する。
伊藤将は2、3回と1人の走者も出さず。だが4回2死から頓宮にセンターバックスリーン左にソロアーチを叩き込まれて1ー1の同点に追いつかれる。今回の日本シリーズで両チーム通じて初本塁打。
伊藤将は5回に先頭・紅林と若月に連打され無死一・三塁から廣岡の遊ゴロ間に1ー2と勝ち越される。
投手・東の投前のバントを伊藤将が二塁に悪送球、1死一・二塁としてしまう。中川圭を二飛も宗に右中間に2点タイムリーツーベースを弾き返され、1ー4とされた。
伊藤将は今季最短タイの5回を83球、5安打、無四死球、2奪三振の今季ワーストタイ4失点で降板。
5回の攻撃で木浪のヒットと近本の四球で2死一・二塁とするも中野は左飛に倒れる。
6回はブルワーが先頭・頓宮にヒットで代走・安達、ゴンザレスに四球、紅林に犠打を決められ1死二・三塁に。若月にレフトへ犠飛を打ち上げられ1ー5とリードを広げられた。
オリックスは6回から継投。2番手・小木田に対して先頭・森下がヒット、大山は三ゴロ、佐藤輝は中飛、ノイジーは右飛と好機を作れず。
7回は岩貞が1死から中川圭にヒット、宗の犠打、森にヒットで2死一・三塁も安達を左飛に仕留めた。
7回の攻撃は3番手・山岡に対して先頭・坂本と木浪が猛打賞となるヒット、代打・糸原は凡退も近本の四球で1死満塁の絶好機に。
中野の一ゴロ間に1点を返す。なお2死二・三塁から森下がライト前に鮮やかに2点タイムリーを打ち返し、4ー5と1点差に迫る。ここで投手は宇田川に交代し、大山は強烈な三ゴロに倒れた。
投手陣は8回は石井が先頭・ゴンザレスにヒット、紅林を犠打失敗の捕邪飛、若月を左飛、廣岡を見逃し三振に抑えた。
9回のマウンドは5番手・桐敷が2死から宗に四球も森を空振り三振に取っていた。
第4戦の予告先発は阪神・才木浩人(24)、オリックス・山﨑福也(31)と発表された。














