500台規模の運用へ

世界で見ると、アメリカでは2020年にアリゾナ州で世界初の無人タクシーサービスが開始され、中国では深センで2021年から運行されています。
≪自動運転のレベル≫
レベル5:完全自動運転【運転主体:システム】
レベル4:特定条件下の完全自動運転【運転主体:システム】
レベル3:特定条件下の自動運転(緊急時には人が操作など)【運転主体:システム・人】
レベル2:高度な運転システム(自動で追い越すなど)【運転主体:人】
レベル1:運転支援(自動ブレーキなど)【運転主体:人】
日本では、今市販車で「レベル3」のものが出ています。
2023年4月に行動実験が解禁されたのが、レベル4。
特定の条件下では完全自動運転ができるというものです。
事業者は特定の地域内で運行計画を立て、許可が出れば無人運転で人や物を運べます。
ドライバーは読書をしてもいいし、食事もできるというのがレベル4の特徴です。
サービスは数十台から始め、500台規模での運用を見込んでいて、その後も台数を増やし、エリアの拡大も目指す考えです。
西村康稔経済産業大臣は
「自動運転サービスを展開する上で、様々な関係省庁の規制やルールがある。できるだけ早く調整していきたい」
としています。
恵俊彰:
オーバーツーリズムの問題で、日本もライドシェアを導入しようかなんて話も出てますが、これができたら安心でしょうけど。
弁護士 八代英輝:
どのレベルの道路まで行けるのかも一つの課題になってくるのと、歩行者が多いところはどうなるのかも気になるところだなと。
恵俊彰:
法律の整備もね。何かあったときに誰がどう責任を取るのかとか。
弁護士 八代英輝:
最初は大手町の界隈とか、ビジネス街の辺りになるのかな。
恵俊彰:
世界ではもう始まってるんだね。実用化、楽しみにしたいと思います。
(ひるおび 2023年10月20日放送より)