国の文化審議会は、高松市の勝賀城跡など9件を国の史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

勝賀城跡は高松市鬼無町是竹の標高365メートル・勝賀山山頂にある中世の山城です。

室町時代の国人・香西氏の拠点で、中世の山城に一般的に見られる連郭式の曲輪と、羽柴秀吉の四国攻めに備えて改修された、16世紀後半の城郭遺構の両方が見られます。

高松市が2016年度から5年かけて国の史跡指定を目指して調査を行っていました。

(香川県教育委員会生涯学習・文化財課 佐々木隆司課長)「戦国時代におけます香川県の歴史的な文化とか、そういったものが状態良く残っているということで、その内容を国の方に認めていただいたと」

勝賀城の指定が認められれば香川県内の国指定の史跡は26件となります。