鹿児島市の慈眼寺公園で24日午後、小学生9人がハチに刺されました。公園を管理する鹿児島市は周辺の立ち入りを禁止し、巣の駆除を進めています。


学校や公園を管理する鹿児島市によりますと24日午後1時半ごろ、鹿児島市下福元町慈眼寺公園内で、近くの清和小学校の小学6年生の児童9人が、腕や足などをハチに刺されました。

教諭が全員を病院に連れて行き、痛み止めの点滴や薬を塗るなどの治療をうけました。ハチの種類は特定できていませんが、現在、痛み以外に体調不良を訴えている児童はいないということです。

清和小学校の6年生はきょう校外学習で、慈眼寺公園の自然散策中でした。公園内のライオンズ広場付近で刺されたとみられ、児童は「休憩スペースの屋根に蜂の巣があった」と話しているということです。


鹿児島市はさきほどから、ライオンズ広場周辺への立ち入りを禁止する看板を設置し、ハチの巣の駆除を進めています。

【ハチに刺された時の注意点は?】


ハチに刺された場合の対処法や、巣を見つけた際の注意点です。
1.針が残っている場合は、ピンセットで取る。※衛生面を考慮して指や爪で取らない。
2.きれいな水で患部を洗い流し、痛みが引くまで冷やす。
※菌が入る可能性があるので、口で毒を吸い出さない。
3.息苦しさ、動悸、全身が赤くなるなどの症状が見られる場合は、アナフィラキシーショックの可能性があるので、すぐに119番。痛みが引いても不安な場合は医療機関を受診。

【ハチや蜂の巣を見かけた際の注意点】


今の時期、ハチは産卵・育児の時期を迎えていて活動が活発になっています。黒いものに寄ってくる習性があると言われています。
・巣に近づかない
・大声などで刺激しない
・そっと離れゆっくり逃げる
・ただし、追いかけてきた場合は走って逃げる。

これらのことを意識してハチを刺激しないことが大切です。