イスラエルとイスラム組織ハマスの大規模な戦闘をめぐり、国連人道問題調整事務所はパレスチナ自治区ガザの水の供給量が平常時の5%以下になっていると明らかにしました。

イスラエル軍はハマスによる攻撃への報復として、ハマスが実効支配するガザ地区の包囲を続け、水や燃料の供給を停止しています。

国連人道問題調整事務所によりますと、19日の時点でガザは9日連続で停電。地域の病院は一部の手術を中止したり、暗闇での作業を強いられたりしていて、崩壊寸前の状況だということです。

また、地下水源を利用した水の供給が平常時の5%以下に低下した一方で、燃料不足や道路の損傷により、ほとんどの地域で給水トラックが運行できなくなっていると指摘しました。