富山県砺波市に住む50代の男性が、大手通信会社をかたる架空料金請求で48万円あまりをだまし取られる被害がありました。
詐欺の被害にあったのは、砺波市に住む50代の男性です。
警察によりますと、15日午後1時半ごろ、男性の携帯電話に大手通信会社をかたり「未払い金がある」などとショートメッセージが届きました。男性は「050」から始まる指定の電話番号にかけたところ、男性の声で「折り返し担当者から電話をさせる」などと言われました。
午後2時半ごろ、男性のもとに「050」から始まる番号で、大手通信会社のサカシタと名乗る男から電話があり「有料動画サイトに登録している」「1年分の未納料金48万9000円を支払わなければ民事裁判になる」などと言われました。男性は身に覚えがありませんでしたが、支払わなければ裁判沙汰になると思い、金融機関のATM機で指定された口座に48万9000円を振り込みました。
すると翌日、男性のもとに、日本個人保護協会のアキエダと名乗る男から電話があり「ほかにも2件の有料動画サイトの登録があり88万9520円を支払ってもらう必要がある」などと言われました。
男性は有料動画サイトに登録した覚えがなく、冷静に考えて流行りの詐欺ではないかと疑い、警察に相談。被害が発覚しました。被害額は48万9000円でした。
警察は、一方的に「登録料金が未払いになっている」などと連絡してきて口座にお金を振り込ませようとするのは特殊詐欺の手口だとして、注意を呼びかけています。