イスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘が依然、続いていますが、イスラエルは、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織との間でも紛争拡大の懸念が高まっています。イスラエルで取材を続ける増尾記者が北部の町にいます。
イスラエル北部レバノン国境から2キロほどの場所です。イスラエル北部はここ数日で緊張が一気に強さを増しています。というのも、レバノン南部に拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラとの交戦の度合いが強まっているからです。
ヒズボラは今月7日のハマスの奇襲以降、イスラエル側への散発的な攻撃を続けていますが、ここ2、3日の間はその頻度、そして規模ともに大きくなっていて、イスラエルはきょう、レバノン国境から5キロの街の住人全員に対して避難を命じる計画を固めたとしています。
もしも本格的にヒズボラが参戦してくることになれば、イスラエルとしては南部と北部の二正面の戦闘を余儀なくされます。さらにヒズボラは13万発のミサイル、ロケットを保有していると推定されるほか、高度に訓練された戦闘員を有していて、軍事力としてはハマスより遥かに高いです。
アメリカも、もしヒズボラが参戦するとなれば「我々も関与する」としていて、そうなればこの戦闘が一気にエスカレートし、局面が大きく変わってくることは避けられません。
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