17日夜、クマによる人身被害が発生した富山市の現場周辺では19日も、クマの出没への警戒が続いています。

17日夜、富山市江本の住宅の庭でクマに襲われたとみられる女性が死亡。

現場周辺の熊野小学校では、19日朝も保護者が児童を送迎する姿がみられ警戒が続いています。

保護者:「今まで以上に危険と感じている。来週生活発表会があるので早く元通りの生活になればいいなと思います」

こうした状況を受けて県はことし2回目の緊急会議を開きました。

会議では県警が当面の間、現場付近のパトロールの強化を続けるといった対応が報告されたほか、県が高齢者向けに初めてラジオなどでの注意喚起を呼び掛けていくことなどが報告されました。

また、付近にまだクマが潜んでいる可能性があることから県は家屋へのクマの侵入を防ぐため、住宅・倉庫・車庫の戸締りの徹底のほかクマが活発に活動する朝夕は極力外出を控えるよう呼びかけています。