全国でクマの出没、そして人身被害が相次いでいます。クマをよせつけないための予防策「柿の木の伐採」ですが、そう簡単ではありません。住民の高齢化が進み、山間部を抱える富山県立山町では高齢者世帯を対象に伐採作業を手伝う支援事業を始めます。

支援の対象となるのは町内に住む満70歳以上のみの世帯(2023年10月1日時点)で、立山町役場は、希望を担当の農林課・農村環境係で受け付けています。
電話番号【076-462-9974】まで。

立山町ではさらに、クマが冬眠に入る12月ごろまで、消防隊員が毎日夕方に町内をパトロールして、クマへの警戒を呼びかけるということです。

富山県内ではクマの目撃・痕跡情報が10月17日時点で114件と、すでに2022年10月の1か月(22件)の5倍を超えていて、17日夜には富山市でクマに襲われたとみられる79歳の女性が亡くなっています。クマのエサとなる木の実の不作・凶作が叫ばれていて、2023年は一層の警戒が必要です。