「これはしょうがない。あきらめざるを得ないと思っていました」人材不足続くなか一筋の光

ドナー登録説明員 佐藤孝治さん
「これはしょうがない。あきらめざるを得ないと思っていました。(活動を)強制することもできないので本人のやるという意思がないとできないので。このままの状態でいくとほとんどなり手がいないということで自然消滅してしまうのではないかと危惧しています」
こうした中、2023年4月に新たな説明員が誕生しました。
県立保健大学の2年生・安倍佑星さんです。まだ、ぎこちなさはありますが丁寧に説明しています。安倍さんは献血のサポートなどを行う大学のボランティアサークルで活動する中で骨髄ドナーの説明員を目指すようになりました。

県立保健大学健康科学科社会福祉学科2年 安倍佑星さん
「血液が届いて患者が元気になっていくというのに印象が強くて、自分も提供したいと思っていた。16歳になったら(献血を)やりたいと考えていたが、献血ができない状態なので呼びかける側にまわろうという思いで(説明員)になりました」

いまは同じサークルの中で説明員は安倍さんだけのため、興味を持つ仲間が増えてほしいと話します。そして今まで登録会に協力してきた赤十字血液センターにも支援の輪が広がり、職員の辻一生さんが10月に説明員になりました。
青森県赤十字血液センター 辻一生さん
「献血バスのほうで登録員(説明員)が来ない場合は、私が骨髄の登録をやれるように広げていきますので」
青森県内で説明員の深刻な人材不足が続く中、ようやく一筋の光りが見え始めています。

県内でドナー登録している人は9月末時点で1万262人です。登録できる人口1000人あたりでは全国で3番目に多くなっています。説明員と県民の方の協力でこうした状況ができています。説明員になりたい・興味があるという方は「あおもり骨髄ドナー登録を募る会」(017-738-7244)まで問い合わせください。















