こま犬の楽しみ方は十人十色
「古い狛犬さんって、細かい細工を手を抜くことなく、作ってますよ。毛並みとかね。これ結構、狛犬としては小さいんよ、サイズ的にはね。でも毛並みとか表情の1つ1つとか、本当に緻密に細かく作ってらっしゃいます」

大阪で作られ、江戸時代の元禄15年に海を渡って山口に来たそうです。狛犬の見方は人それぞれ。鼻やしっぽ、筋肉の形…マニアごとにおすすめポイントがあるんだとか。藤井代表は…
「狛犬さんが見てきた視線、あの辺りがどういう風に景色が変わってきたんかのとか、そういうのを想像する、どちらかというと私は頭の中で妄想じゃね」
瀬戸内側では、向かって右側の口を開いているのがオス、左側の口を閉じて角を生やしているのがメスなんですが、日本海側では逆なんだそうです。夫婦のような会話を想像するのがおすすめといいます。
「改めて見ていただいたら、その違いが分かってくると思います。『みんな違ってみんないい』で、ぜひ狛犬、神社を訪れて味わっていただきたいですね」
ちなみに、大阪では性別が決まっているものが3割で、山口では7割くらい性別が決まっているという、そういう違いもあるようです。














