地域の衰退に歯止めを

美祢市デジタル推進課 竹内正夫課長
「美祢市も人口減少、少子高齢化とかですね、かなり著しく進んでいる市なんですよね。目に見えて衰退している度合いを、私も美祢市在住ですので、実感しております。そこで、どうしてもよその自治体と同じことをやっていたんではなかなか効果が出ない、成果が上げられないという認識をもってる職員は多いのかなと思います」

市ではチャットGPT「ミネドン」のほかにも、市外に住む人向けのデジタル住民票の作成や、AR拡張現実を使ったフォトコンテストの開催など、デジタル技術を使った魅力発信活動を行っています。観光とデジタル技術をかけあわせ、広く美祢市を知ってもらうことで、人口減少といった市が抱える課題の解決にもつながるのではと期待を寄せています。

竹内課長
「まず美祢市をどんな形であっても広げることで、美祢市を知って頂けると思うんですよね。知って頂いたら観光に来て頂けるかもしれない、そのあと観光に来ていいところだったら美祢市にいつかは住んでみてもいいなという形で、移住定住にもつながる取り組みにもなるんじゃないかと私は思っています」

人工知能は、人間が抱える問題を解決することができるのか。それぞれの自治体が試行錯誤しながら挑んでいます。