再生可能エネルギーへの注目が集まるなか富山県の入善沖に「洋上風力発電所」が県内で初めて整備されました。年間で一般家庭3600世帯分の発電量が期待できるということです。

松澤光聡記者:「入善町の海の上に新しくできた、こちらの風車。再生可能エネルギーとして、今、注目されています」
入善町の沖合に立てられた3基の風車。高さは152メートルで羽の直径は133メートル。最大出力は7495キロワットで年間で3600世帯分の電力をまかなえるということです。

テープカット:「どうぞ」

「入善洋上風力発電所」は、日本海側で発電事業を手がけるウェンティ・ジャパンとJFEエンジニアリング北陸電力が出資した「入善マリンウィンドウ合同会社」が整備したものです。

北陸電力 松田光司社長:「民間の一般海域指定で全国初という試みになります。それが富山県の入善という形になります。本当に地元の方々、漁業関係、経済界、行政の方に愛されながら末永く発電所を運営していくことが大事だと思っていますので、本当にきょうこの日を迎えられて嬉しく思っています」

海の上は風を遮る物がなく陸上の風力発電よりもメリットがあり、入善沖が日本海側の良い風に恵まれていたことや、町の理解や協力が得られたことが今回の整備につながりました。

笹島春人 入善町長:「町としても大きな観光資源にもなるだろうと思っています。この機を逃すことなく、できるだけ観光資源としてしっかりと支えていきたいなと思っています」