東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件で、法人として起訴されたイベント会社「セレスポ」とその専務の初公判が開かれ、いずれも無罪を主張しました。

法人としてのセレスポと、専務の鎌田義次被告(60)は、電通など5社と、東京オリンピック組織委員会の元次長らとともに、テスト大会と本大会の会場運営をめぐる2018年の入札で、談合を行った罪に問われています。

きょう東京地裁で開かれた初公判で、鎌田被告は「他社の入札参加状況を把握していない」、セレスポを代表して出廷した田代剛社長は「独禁法に違反したとは考えていない」と述べ、いずれも無罪を主張しました。

田代社長はさらに、「社員が頑張って取り組んできたことが違法とされるのは全く納得できない」と話しました。