寒暖差疲労セルフチェックシート

伊藤院長が作成した、寒暖差疲労セルフチェックシートです。
2つ以上当てはまる人は要注意!
□秋になって頭痛・めまいがする
□秋になって食欲がない
□朝起きられない
□毎日湯船に浸かっていない
□毎日軽度な運動・ストレッチをしない
□根菜や海藻など腸内を整える食材を食べるのが週に0~1回
伊藤院長:
両極端なんですよね。
秋は涼しくなって過ごしやすいという人と、秋になって体調不良という人は本当に真っ二つに分かれています。
秋になって体調悪い人は、やっぱり食べ物も特に腸内環境を整えるようなものがあまり摂れていない人とか、ストレッチなどの運動がほとんどできていない人とかが多い。
あと湯船には肩まで浸かって、頭の重さをちょっと乗っけるぐらいが良い。
自律神経の調節機能が脳幹にありますから、その辺りの頭頚部の疲労・ストレスをとって血流を良くするということが大事。
頭頚部や肩の辺りの緊張が続いている方は、やはり寒暖差疲労に弱いです。
寒暖差疲労の予防に肩甲骨ストレッチ

デスクワークが多かったり、前傾姿勢でスマホを見ている人は、首に疲労がたまり血流が悪くなってしまいます。
そんな時、伊藤院長が勧めるストレッチがあります。
▼肩甲骨を引き寄せ胸を張る
▼頭を背骨にまっすぐ乗せる
これを30秒間キープします。
1時間に2、3回行うのが効果的です。
伊藤院長:
「菱形筋(りょうけいきん)」という肩甲骨の間の筋肉にちょっと力を入れて緊張を加えます。
そうすると肩甲骨の位置が開きます。数字の11みたいな感じで。
多くの人が肩甲骨が前の方に落ち込んでいっちゃって、首も前の方に行って首にも負担がかかり、菱形筋が萎縮して血流が悪くなって疲労がたまっていることが多いんですね。
ですから、肩甲骨の間ををグッと閉めていただいて、頭は脊椎の上に上手に乗っかっているような状態、これを時々やってほしいんです。
この静的な運動で大胸筋の方がストレッチされて、菱形筋の筋トレになります。
恵俊彰:
毎朝、肩を伸ばしたり腕を回したりしてるんですよね。
ゴリゴリゴリッていうんですけど、良いんですか?
伊藤院長:
ゴリゴリッていっていいです。僕もやってます。
本当はもちろんいろいろとスポーツをやってほしいんですけど、なかなかできないですよね。デスクワークの中で1時間に1回ぐらいやるだけでもだいぶ違いますよ。
気象予報士 森朗氏:
秋は清々しい季節で本当は気持ちいいんですけれども、特に秋の移動性高気圧に覆われたときは気をつけなきゃいけない。
上がれば25℃を超えることもありますが、朝なんかは1桁になることもありますから、夏冬と比べるとすごく温度差が大きくなりやすい。
天気の良い秋晴れの日は、特にこういった寒暖差には気をつけなければいけません。
恵俊彰:
やっぱり“肩甲骨を意識”ですね、先生。
伊藤院長:
食べ物のバランス、入浴、睡眠、朝日を浴びること、そして肩甲骨の位置を正しく矯正しながらストレッチ。ぜひやってください。
恵俊彰:
結構いっぱいありましたね(笑) 皆さん気をつけてください。
(ひるおび 2023年10月13日放送より)