「医療費の払い戻しがある」などというウソの電話をきっかけに、高知市の50代女性がおよそ100万円をだまし取られました。
高知県警によりますと10月11日、高知市の50代女性の自宅の固定電話に、『高知市健康増進課』を名乗る男から「医療費の払い戻しがあり、医療申請書を送ったが返信がない。手元に書類がなければ再発行します」などと電話がありました。
女性はその場で書類の再発行を依頼し、一旦電話を切りました。およそ10分後、同じく『高知市健康増進課』に所属しているとかたる別の男から電話があり、「期限切れで書類の再発行ができない。窓口で手続きできるようにするが希望の銀行はあるか」と問われ、女性は希望の金融機関を教えました。
すると今度は金融機関の職員を名乗る男から電話があり、「印鑑、キャッシュカード、通帳、医療申請書をATMに持参してください」と言われ、女性が医療申請書が手元にないことを伝えると、量販店のATMへ行き、”050”で始まるサポートセンターへ電話をするよう指示されました。女性はATMへ行き、電話による指示に従って口座から98万700円を振り込んでしまい、だまし取られたということです。
県内では今年に入り24件の特殊詐欺が発生していて被害額は5043万7966円にのぼります。今回のような『還付金詐欺』は今年7件目で、県警は「知らない番号から電話がかかってきたら一度留守番電話にして、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。














