先日の世界選手権で優勝したレスリングの櫻井つぐみ選手が13日、高知に帰省しました。オリンピック代表内定後初めての“凱旋”で、高知でのリフレッシュを経て、更なる飛躍を誓いました。
先週金曜、大きな拍手で迎えられた櫻井つぐみ選手。パリオリンピック代表内定、そして世界選手権“V3”、さらには10月のアジア大会での優勝と、多くの快挙をひっさげての凱旋となりました。

妹のつきのさんと親友の森本ひよりさんも、Tシャツにメッセージ入りのうちわを持って出迎えました。

高知レスリングクラブの後輩らも駆け付け、櫻井選手からは自然と笑みがこぼれます。

(パリ五輪内定 櫻井つぐみ 選手)
「出迎えてもらってうれしい。世界選手権で優勝してオリンピック代表に内定することを目標にしてずっと長い間国内で戦ってきたので、安心した気持ちもあるし、うれしい気持ちもある。自分が思っていた以上に周りの方々のおめでとうの言葉が多くて、本当にたくさんの人に応援してもらってるなと感じてありがたい」
幼い頃から指導してきた父親の櫻井優史(さくらい・ゆうじ)さんも、大舞台で好成績をあげた娘に労いの言葉をかけていました。

(父 櫻井優史さん)
「まずはゆっくり高知のおいしいものを食べて、2つの大きな大会を経験して体も心も疲れてると思うのでゆっくり休んでもらえたら」
(パリ五輪内定 櫻井つぐみ 選手)
「アジア大会が終わって初めて会ったので、いい色のメダルを見せられて良かった。普通にいつも通りの感じでごはんを食べたりしたい」
アジア大会では、北朝鮮の選手を相手に前半で6ポイントを奪われる苦しい展開となったものの残り14秒で逆転し優勝。厳しい状況で勝てたことで自信にも繋がったと言います。
「アジア」と「世界」、2つの金メダルを手に“世界チャンピオン”としてパリでの飛躍を誓います。
(パリ五輪内定 櫻井つぐみ 選手)
「どの国の選手も自分が世界チャンピオンということで本気で倒しにくると思うので、誰が来ても絶対負けないようにたくさん練習してもっと自信をつけたい」

14日には県庁を訪問。世界選手権優勝のベルトと金メダル、それにアジア大会の金メダルとともに、濵知事にオリンピック代表内定を報告しました。

(パリ五輪内定 櫻井つぐみ 選手)
「昔はオリンピックを夢として見ていた。今はそこまで特別な感情はないんですけど周りの方や知らない人まで応援してくれて、高知に帰ってきてからそれをすごく感じるので自分もオリンピックってすごい場所なんだなって思えてきた」
束の間の帰省を終えて15日関東に戻った櫻井選手。
これからは教育実習など大学生としての予定も詰まっていて、少しリフレッシュ期間を置いてから来年夏のパリオリンピックに向けて調整していくということです。














