高知市の小学校で講演会が開かれ、子どもたちはゲームを通して多角的に物事を見ることの重要性を学びました。
高知市の横内小学校で講演したのは、京都を中心にボードゲームを用いた教育事業を行っている上坊信貴(うえぼう・のぶき)さんです。
さっそく行われたのは、意見交換をするゲームです。くじで「スパイ役」に選ばれた1人が指定された意見を主張し、他の人たちはその意見を知らないまま意見を述べ合い、グループで答えを出すというものです。人権教育の参観日のため、保護者も子どもたちを見守ります。
上坊さんはゲームを通して、自分の意見を言うだけでなく相手の意見を聞けているか、全ての選択肢のいい面、悪い面を考えているかなど多角的に物事を見ることの重要性を訴えていました。
「ルールがあったうえでも人とのコミュニケーション能力を身につけて、将来の中学校、高校に結び付けていきたい」
子どもたちはゲームを楽しみながら普段の物事の見方を見直すきっかけになったようです。