介護施設の元職員の男が入所者の女性を殺害した疑いで逮捕された事件で、女性の体からは複数の種類の薬の成分が検出されていたことがわかりました。

殺人の疑いで逮捕された下諏訪町の無職・望月大輔容疑者は、2022年5月、勤務していた塩尻市の介護施設で、入所者の前田裕子(まえだ・ゆうこ)さんに向精神薬を飲ませ殺害した疑いが持たれています。


捜査関係者によりますと、司法解剖の結果、前田さんの体からは、複数の種類の薬の成分が検出されていたことが新たにわかりました。


いずれも望月容疑者が処方された薬とみられていますが、血中濃度からは大量に服用した形跡はみられなかったということです。

望月容疑者はあいまいな供述をしているということで、警察が動機などを調べています。