県産食材の魅力を県外にも発信しようとアイデアを生かした自慢の1品を競う選手権が大分県内の飲食店で始まっています。
塩コショウでさっと炒めた砂ずりピーマン。パリパリした食感のピーマンは県産ブランドの野菜です。県産品の魅力を県外の人にも知ってもらおうと県は10月4日から初めての企画「大分おもてなし選手権」を開催しています。
33の飲食店が県産の野菜や肉、魚を使って自慢の一品で勝負し部門ごとの上位を目指します。
大分市中央町で30年以上店をかまえる「フーズバーwaka」も参加しています。
(フーズバーwaka・若本和弘代表)「大分県産のピーマン使ってます肉厚なのもあるし新鮮ですね」
新鮮で安心なことに加え、手に入りやすいことが県産品の良さと話す若本さん。つやとハリがある県産のピーマンを使った砂ずり炒めは開業当時から人気ナンバーワンメニューです。
(八尋記者)「シンプルな味付けだからこそ、程よいピーマンの苦みがくせになります。またピーマンが肉厚いだから砂ずりと一緒に食べるとやみつきになってお酒が欲しくなりますね」
(フーズバーwaka・若本和弘代表)「ビールつまみにポンと出せるくらい簡単にできるし、ピーマンは体にもいいから広げていきたい」
一方、大分市日吉町にある欧風料理店「木蔭のリストランテアダージョ」この店ではおおいた和牛を使った一品を提供しています。
(木蔭のリストランテ アダージョ・熊谷雅彦オーナーシェフ)「等級をちゃんと分けてブランド化しているので使う方も安心して提供できる。美味しいのは間違いない」
和牛1枚全てをご飯の上に盛り付け、贅沢なステーキ丼に。県産の青じそが肉のうまみをさらに引き立ててくれます。
(八尋記者)「肉がとっても柔らかい。青じそがいいアクセントになっていて、一瞬で口の中から消えてしまう」
(木蔭のリストランテ アダージョ・熊谷香奈子さん)「大分は食材の宝庫で美味しいものがたくさんあるので、それを活かしたものを味わっていただきたいという希望がある。ほかの県のブランド牛と同じようにおおいた和牛が広まってほしい」
生産者と料理人、それぞれの視点から県産食材の魅力を発信するこのイベントは10月末まで開催されています。