経営危機に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」に融資をしている銀行のリストとされる情報がインターネット上で拡散し、名前が掲載された河北省の地方銀行で、取り付け騒ぎが起きました。
中国メディアによりますと、今月7日、河北省の地方銀行に預金の引き出しを求めて、顧客がおしかける取り付け騒ぎが起きたということです。原因は、ネット上で拡散した「恒大集団」への“融資銀行リスト”にこの銀行名が掲載されていたためです。
この銀行からの融資額が、およそ30億元、日本円でおよそ600億円とされていたことから、不安に感じた預金者らがおしかけたものとみられます。
しかし、銀行側は「ネット上の情報は著しく不正確で、実際の融資額はわずか3億4600万元だ」とするコメントを発表。
顧客の不安を解消するため店内に人民元の札束の山を築いて見せるなどしたということです。
公安当局が情報を流した人を拘束しているといい、中国メディアは「銀行が破綻しても預金の返済は保証される。預金者はまずは落ち着いて考えるべきだ」と呼びかけています。
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