薄い硫酸だったらなかなかそうはならない
被害の状況から専門家は「濃い硫酸ではないか」との見方を示しています。
東北医科薬科大学薬学部長 吉村祐一教授:
「煙が出ている。服がぼろぼろになったという話しがありますが、腐食性が非常に強いので、洋服とかにかけると綿製品などは簡単に穴が開いてしまいますので。逆に言うと薄い硫酸だったらなかなかそうはならない。ちょっとかけても穴が開く程度なんですけど、ぼろぼろになるというのは、かなり濃い硫酸がかからないとそういう現象はおこらない」

薬品は、東京の地質調査会社に勤務する40代男性が青森県内で調達し、その後、新幹線に乗車したことがわかっています。警察が薬品の特定を急いでます。

もし濃い硫酸が衣服に付着した際は、水で長時間洗い流すなどの対応が必要だということです。