香川の岩石を素材に使った「さぬきの青と白の焼き物」で知られる、伊藤信夫さんの古希を記念した作陶展が高松市の高松三越で開かれています。

独特の淡い青色を基調に縁に土の緋色を配した「さぬき青瓷緋色鉢」です。

伊藤信夫さんは、高松市志度町で採れる白粉と呼ばれる凝灰岩を釉薬や化粧に使って、独特の青と白のさぬきの焼き物を追究してきました。

こちらは田部美術館の「茶の湯の造形展」で大賞を受賞した「さぬき泥彩花器」の姉妹作品です。

(伊藤信夫さん)「ひとつのものでさぬきの青と白が出るということですね。やはりさぬきにもいい素材があるということですね。そこを見ていただいて一番に感じていただければ」

伊藤さんの近作50点を展示した作陶展は、高松三越で今月(10月)17日まで開かれています。