岸田総理は、きのう将棋界で史上初となる八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠について、内閣総理大臣顕彰の授与を11月中旬に行う方向で調整していると明らかにしました。今回の快挙について「将棋の普及発展を通じて文化の向上・発展に貢献したものだと受け止めている」と称えました。

岸田総理(総理官邸 午前9時すぎ)
「将棋界初の八大タイトルを制覇されたことをお慶び申し上げ、そして、これまでの努力・活躍に心から敬意を表し申し上げたいと思います」

内閣総理大臣顕彰はスポーツや文化・学術などの分野で顕著な功績があり、国民の模範と認められる人や団体に授与されるものです。

今年4月には半世紀以上にわたって茶道を通じた平和外交の推進に尽力したとして茶道の裏千家・第15代家元の千玄室さんに授与されたほか、将棋界では1996年に当時、史上初の七冠を達成した羽生善治さんに贈られています。