スポーツ庁の体力・運動能力調査(2022年度)で、40代女性と10代後半男子の体力が低下傾向にあることがわかりました。
男子ハンマー投げの金メダリストで、スポーツ庁の室伏広治長官は、スポーツ庁のHPで「室伏流トレーニング」を動画で公開しています。
意識的に何かを握ることも大切…新聞紙や包装紙で握力強化!
小笠原亘キャスター:
1964年の東京オリンピック以来、国が毎年実施している「体力・運動能力調査」というものがあります。
40代の女性の体力が低下傾向にあると最近ニュースでも取り上げられていますが、どういうことなのか?私が先生になりますので、身体を動かしながら皆さんに教えていこうと思います。

まずは、スポーツ庁が毎年全国の約5万6000人を対象に調査している体力・運動能力調査のデータ(2022年度版)です。青少年(6~19歳)、成年(20~64歳)、高齢者(65~79歳)と年代別に分けているのですが、直近10年と比べての傾向をみていきます。
まず青少年は、10代後半の男子に低下傾向。10代の後半で、ピンポイントでちょっと落ちているというデータが出ていました。
成年をみてみますと、40代女性以外は横ばいなのですが、どうも40代女性が低下傾向にあるという結果です。
高齢者は、男女ともに横ばいということでした。

そこで、アテネオリンピック男子ハンマー投の金メダリストで、スポーツ庁の室伏広治長官が、なんと映像で体力向上法を教えてくれます。
室伏広治 スポーツ庁長官(スポーツ庁HPより)
「皆さんこんにちは、スポーツ庁長官の室伏広治です」

「新聞紙を用意しています。パッとつかんで、どんどん小さくしていきます。手のひらの中に収まるまで…。どうですか?」
小笠原キャスター:
これ、やってみましょうか。
時間は(気にしなくて)いいです。手のひらに入るぐらいまで、手全部を使って、真ん中からガバッとわしづかみにして、どんどん丸める。
井上貴博キャスター:
でも早いほうがいいんですよね?
小笠原キャスター:
早いほうがいいと思います。結構これ、身体が温まります。

ホラン千秋キャスター:
小指のほうとか結構、力使うかも。
小笠原キャスター:
指先から上手く丸め込んで、手のひらの中に入れていく。

室伏さんいわく「普段全力で手を握ることはあまりないので、意識的に何かを握ることも大切」とのことです。新聞紙がなければ、包装紙などを使ってもらってもいいのかなと思います。
また、「大きい筋肉だけではなく細かい筋肉も働かせてウォーミングアップ効果もある」とのことです。ちょっと、どうですか?腕、張ってないですか?
井上キャスター:
終わったあとずっと握っていても、だいぶきますもんね。