新潟県は今年7月に、思う存分にスケボーを楽しめる『AIRMANスケートパーク』を新潟市中央区に開設しました。
東京オリンピックで新潟県出身の平野歩夢選手が出場した「パーク」や街中を再現した「ストリート」などの3エリアに分かれたこの施設は、大人600円・青少年(高校生以下と18歳未満)は200円の入場料で、誰でも利用できるものです。

【新潟県都市整備課 安井和也課長】
「若い人たちがスケートボードを楽しんだり練習したりする気軽な場所を作ろうとしたことと、アスリートになるきっかけとなる場所になってもらいたいという、そうした考えでスケートパークをつくりました」
『AIRMANスケートパーク』では、派手な技を決めたり、友人や家族がその様子を撮影したりと、スケボーを楽しむ人の姿が多くみられます。
【南区からの来場者】
「今まで新潟県はスケートパークの環境があまり良くなかったので、子供たちも安全に滑れる環境ができたことは本当に良いと思います」
施設の利用者に、“禁止エリアでの迷惑行為”についても聞いてみました。
「ダメなことではありますけど、難しいっすね。でもみんなスピード違反とかするじゃないですか。5キロとか10キロ。それも法律違反じゃないですか。一緒っすよね、俺から言わせてみれば」
「滑りたいのはすごく分かるんだけど、うるさいっていうのもあるんだよね、やっぱりスケボーって…。ストリートスケーターは本当に街中で滑って、パークはこういうところで滑ってるんですよ。そのストリートスケーターの気持ちも分からないでもない…」
AIRMANスケートパーク以外にも新潟市中央区には、西海岸公園に無料で使えるスケート広場がありますが、AIRMANスケートパークは新潟駅から車で20分ほど、西海岸公園も車で15分ほどのところにあり、中高生のボーダーにとっては決してアクセスが良い場所とは言えません。

こうした施設について、新潟駅の南口広場でスケボーをしていた高校生にも聞いてみました。
【高校1年生】
「俺はめんどくさいんで行かないです。遠いし、金かかるし…。場所を気にせず、やりたいところでやったほうが、それこそスケボーじゃないですか?」