宮城県に対する不信感で会議は紛糾しました。県が進める仙台医療圏の4病院再編構想について、10日、県の審議会が開かれましたが、議論は終始かみ合わず、協議事項の大半が持ち越しとなりました。
県の精神保健福祉審議会では、仙台医療圏の4病院再編構想のうち、名取市にある県立精神医療センターの移転案について話し合われました。

この中で、県がセンターの患者を対象に行ったアンケートの結果、回答した205人のうち77%が移転について「不安」「少し不安」と答えたことが分かりました。一方、センター移転の代わりに名取市内に精神科の民間病院を誘致する県の案については、肯定的な意見が26%、否定的な意見が31%と、大きな開きはありませんでした。
審議会では、このアンケート結果などを協議する予定でしたが・・・。
高階憲之委員:
「(県は)移転の是非について一切患者や関係団体の意見を聞かないで、いきなり移転案を出してきた。そもそもの部分のボタンの掛け違いがある以上、その後のボタンが合っていくことはない」

草場裕之委員:
「富谷になぜ移転するのか、だれがいつどこで決めたかについて県は説明を拒否している。そこが出ないとどんな欠陥があるかどう議論すればいいのか」

委員からは、移転案の立案過程での不備など、不満の声が続出して、県側との議論は終始かみ合わず、協議事項の大半が次回に持ち越されました。
ところで審議会を巡っては、8月31日、村井知事が「どのような意見が出ても私の考えは変わらない」「私を止めることができるのは県議会だけだ」などと発言したことに委員が反発していました。これについて9月21日、村井知事が審議会の富田博秋会長と面談し、「審議会軽視との誤解を生んだとすれば、言葉足らずで申し訳ない」「当事者からの意見聴取が十分ではなかったことなど心からおわびする」などと陳謝したことも明らかとなりました。











