福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり日本政府とロシア側が10日、テレビ会議形式で対話し、日本側が水産物の安全性などについて、科学的根拠に基づき説明しました。日本側は外務省や農林水産省など、ロシア側は動植物衛生監督庁などが出席しました。
ロシア側は9月、処理水が海洋放出されたことを受けて「放射性物質汚染の可能性を考慮し、日本の水産物に対し中国が実施する規制に加わることを検討している」と表明していて、今回の対話はロシア側からの提案で開催されました。
日本側は、水産物の安全性やトリチウムを含む放射性物質の検査方法などについて、科学的根拠に基づき説明したということです。
日ロ両政府は今後も対話を継続していくことで一致しました。
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