寒暖差が大きい最近の気候に、皆さんが悩まれているのが「秋のむくみ」です。
すぐ実践できる”むくみ対策”を専門家に聞きました。
“タオル揺らし”で血流改善、むくみ解消!
南波雅俊キャスター:
9日の冷たい雨から一転、10日は秋晴れとなりましたが、こういう状況の中で、「むくみを気にする」という声がありました。

SNS上では「むくみとれないし、天気が悪くて頭痛まで…」という声や、「むくみもあると思うけど急激に体が重い。余計動きたくなくなる悪循環」という声。
また、「足がむくんで靴がキツい」というような声もありました。

寒暖差が大きな原因だということですが、東京有明医療大学の川嶋朗教授に、どういう仕組みか説明していただきました。
まだ秋ですので日中は比較的暖かくて、水分を多くとるような時間もありますよね。ただ、夜は体が冷えて血行が悪くなる。ここがポイントで、血行が悪くなると、水分を代謝するうえで重要な腎臓の機能が落ちてしまうということです。
一時的なものはむくみという状況ですが、放っておくと、たとえば冷え症ですとか、体内の水分量が増えると血液量も増えるので、高血圧の原因にもなりかねないということです。

対策はどうしたらいいのか、まず一つ目はぬるめのお風呂にゆっくりと入浴してください。
10分から15分ぐらいでいいそうです。血流がよくなるので、むくみの改善にもつながりやすいです。
あと、日比さん。ビールを飲み過ぎないようにしてください。
日比麻音子キャスター:
むくみはずっとあるんですよ、秋とかじゃなくて。秋は特に気をつけます。
南波キャスター:
お酒を飲み過ぎる、アルコールをとり過ぎると水分の代謝がしにくくなったりとか、睡眠も浅くなってしまうので、自律神経もあまり整わないで体調も崩しやすくなります。

あとは対策として、血流の改善に“タオル揺らし”というものがあるそうなので、ちょっと実践してみたいと思います。普通のご自宅にあるタオル、何でもいいです。ハンドタオルでも。
座っていただいて、ちょうど太ももの裏のあたりにタオルを置いて。真ん中くらいですね。すっと上げて、足の力を抜いて、タオルで上下にポンポン、ポンポンとやると…。
ホラン千秋キャスター:
これだけでいいんですか?
南波キャスター:
これだけでいい。片足10秒ずつやっていくだけで変わってくるんですよ。
なんでかというと、体の筋肉のほとんど多くは、太ももとか下半身に集まっています。この筋肉をほぐしてあげることで、血流が非常によくなります。
血流がよくなるということは、まさにさっき言っていた腎臓の機能もよくなるということで、足をやることで内臓、腎臓にもいい影響があるそうです。

松田丈志 元競泳日本代表:
確かに体が温まってきますね、これだけでも。
ホランキャスター:
大きな筋肉を動かすと血流がよくなるというのは、そういうことなんですか?
松田丈志 元競泳日本代表:
それはもう、おっしゃるとおりです。やはり下半身に大きい筋肉は集まっているので、手軽なものだとウォーキングだったり…。
あとはスクワットが“キング・オブ・トレーニング”といわれているのですが、やはり下半身を使うというのはすごく、血流をよくするうえでも大事だと思います。
南波キャスター:
だから、それこそオフィスなどにタオルを置いておけば、1日何回か。