■第35回出雲全日本大学選抜駅伝(9日、出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム、6区間45.1キロ)
学生三大駅伝の一つ、出雲駅伝が9日、行われ駒澤大学が2時間7分51秒の大会新記録を更新して連覇を達成した。史上初となる2年連続学生駅伝三冠に向けて好スタートを切った。
2023年の学生駅伝がスタート、昨年は圧倒的な強さを見せて駒澤大学は「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」の「三冠」を達成した。4年ぶりに声を出しての応援が許された出雲路、史上初の2年連続三冠を狙う駒澤大は1区(8キロ)、篠原倖太朗(3年)は中団に控えレースの展開を伺った。4.5キロ付近で集団が崩れ、中央大、順天堂大が遅れ始めた。距離の短い出雲駅伝で1区で遅れると厳しい状態となるが6キロ付近で青山学院大、早稲田大が遅れた。残り300m付近で駒澤の篠原がスパートをかけて1位でタスキを渡した。
駒澤は2区(5.8キロ)で10月4日、アジア大会男子5000mに出場し、6位に入った佐藤圭汰(2年)が中4日で駅伝に出場。疲れも見せずスピードのある走りを見せた。1区で7位と出遅れた青学は黒田朝日(2年)が初の学生駅伝で好走、5人抜きで2位に浮上した。駒澤の佐藤もスピードが落ちず3区へのタスキリレーで2位の青学に39秒の差をつけた。
3区(8.5キロ)のエース区間では駒澤の山川拓馬(2年)が独走状態、藤田新監督も「山川は向かい風に強い」と認めるほど。その向かい風の中でも2位に上がってきた創価大との差も57秒つけ、盤石なレース展開を見せた。
4区(6.2キロ)でも駒澤の伊藤蒼唯(2年)も安定感のある走りでリードを守り、5区(6.4キロ)、当日変更でエントリーされた安原太陽(4年)も好走、最終6区(10.2キロ)の鈴木芽吹(4年)にタスキを渡し、ゴール方向に向かって指をさした。
アンカーを任された駒澤の鈴木はタスキを受け取った時は2位の創価との差は39秒だったが2.5キロ付近で創価との差が50秒と11秒の差をつけた。そのリードは最後まで縮まらず。駒澤は前半で大きなアドバンテージを奪い、後半も起用した選手がリードを守り切り、1度もトップを譲らず、大会新記録を更新する2時間7分51秒で2年連続の優勝。史上初となる2年連続三冠に向けて好スタートを切った。
来年の箱根駅伝は第100回大会となったため、特別ルールにより、関東以外の大学も予選会からの出場が可能になった。10月14日の予選会にエントリーしている環太平洋大(中国・四国)は12位、立命館大(関西)は15位、皇學館大(東海)は20位に終わった。
また、世界陸上ブダペスト大会で3000m障害で14位だった順天堂大の三浦龍司は出場しなかった。
※写真は2区、駒澤大学の佐藤圭汰選手(2022年)
【出雲駅伝結果】
優勝 駒澤大学 2時間7分51秒 大会新記録
2位 創価大学 2時間9分34秒
3位 城西大学 2時間10分35秒
4位 国学院大学 2時間11分7秒
5位 青山学院大学 2時間11分28秒
6位 早稲田大学 2時間11分36秒
7位 中央大学 2時間12分17秒
8位 東洋大学 2時間12分35秒
9位 法政大学 2時間13分44秒
10位 順天堂大学 2時間14分27秒














