フランスで行われているラグビーのワールドカップ。
日本代表はグループリーグの最終戦・アルゼンチン戦に臨み、27対39で敗れました。一時は2点差まで詰め寄るものの、2大会連続のベスト8進出はなりませんでした。新潟市秋葉区出身の稲垣啓太選手(33)も先発出場し、後半途中までプレーしました。

試合は開始1分、アルゼンチンにトライを決められると、その後のコンバージョンも決められて7点のリードを許します。
それでも日本は16分、左サイドをファカタヴァがキックも使いながら一人で突破しトライを決めます!その後のコンバージョンも松田力也がしっかりと決めて、7対7の同点に追いつきます。
しかし23分、日本はラブスカフニのタックルが高く入ると、これが危険なプレーだとしてイエローカード。一時的に、日本は1人少ない14人での戦いとなります。
すると、28分にアルゼンチンにトライを許し、さらに34分には日本の反則からペナルティーゴールも決められて7対15とリードを許します。
それでも、日本は38分でした。左サイドからフィフィタがステップを切りながら中央へ進路をとると、斎藤直人へパス。その斎藤がトライを決め、その後のコンバージョンを松田がしっかりと仕留めて、前半を14対15で折り返します。

後半、最初のトライはアルゼンチン。ゴールも決められて14対22と再び8点差に開きます。
それでも12分、アルゼンチンの反則があった所、日本はペナルティーキックを選択。松田がこれを決めて17対22。さらに16分、レメキがドロップゴールを狙うと、これが決まって20対22に詰め寄ります。
しかし、アルゼンチンは18分にトライを決めると、その後のコンバージョンも決めて20対29。再び9点差に広げられます。
その後、日本は20分に右サイドへと展開し、最後はナイカブラがトライを決めますが、その3分後に今度はアルゼンチンがトライを返し、再び9点差。その後、ペナルティーキックも決められて12点差となります。
試合はこのまま終了。日本は27対39で敗れ、2大会連続のベスト8進出はなりませんでした。
新潟市秋葉区出身の稲垣啓太選手(33)は後半8分までプレーし、最前線で体を張り、アルゼンチンの選手と渡り合いました。試合終了後、稲垣選手の目には大粒の涙が光っていました。