北朝鮮北部の鉄道施設で多数の貨物の動きがあることが衛星写真の分析で明らかになりました。ロシアに向けた武器輸出の動きを捉えた可能性もあります。

アメリカのCSIS=戦略国際問題研究所は、ロシアとの国境に近い北朝鮮北部・豆満江の鉄道施設を今月5日に撮影した衛星写真を公表しました。貨物車両が73両確認でき、過去5年間の分析の中で「例のない数」だとしています。

「積まれている荷物は特定できない」としていますが、CBSテレビが5日にアメリカ政府当局者の話として「北朝鮮がロシアに向けて武器の輸送を始めた」と報じたことをふまえ、今回確認された貨物に「ロシア向けの弾薬などが積まれている可能性がある」と指摘しています。