中国の杭州で行われているアジア大会は7日、サッカー男子の決勝戦が行われました。22歳以下で挑んだ日本代表は韓国に1対2で敗れ、13年ぶりの金メダルを逃しました。

試合は、開始直後に動きます。日本は中央からのパスを受けた左サイドのMF佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)が突破してペナルティーエリア内からパス。こぼれたところをMF重見柾斗(福岡大)がつなぎ、最後はFW内野航太郎(筑波大)が決めきりました。開始1分すぎに日本が先制します。

ところが、その後はフィジカルとスピードで前進する韓国のペース。なかなか日本は自陣から前へと進むことができません。さらに自陣でのパスを奪われてピンチを招く嫌な流れが続くと、27分に右サイドからのクロスを合わせられ同点に追いつかれます。
その後も悪い流れを断ち切れず、ピンチを招くシーンもありますが、GK藤田和輝(J2栃木SC/J1アルビレックス新潟から期限付き移籍中)のナイスセーブもあり追加点を許しません。前半を同点で折り返します。

後半は日本が少しずつ前進するものの、シュートまでは持ち込めない展開。
すると後半11分、韓国の選手にボールを運ばれると、押し込まれて逆転を許します。
その後、日本は選手を代え形を変えて攻撃を仕掛けますが、なかなか韓国ゴールに迫ることができません。
韓国のカウンターはGK藤田が右手一本でセーブし、追加点は許しません。
後半途中から出場のMF谷内田哲平(J1京都サンガ/帝京長岡出身)やMF小見洋太(J1アルビレックス新潟)が積極的に仕掛けてチャンスを作りますが、得点を奪えなかった日本。1対2で韓国に敗れ、13年ぶりの金メダルにあと一歩届きませんでした。