裁判員制度をよりよいものにしようと裁判員を経験した市民と裁判官、弁護士、検察官らによる意見交換会が開かれました。
裁判員制度は平成21年に始まり、高知県内では補充裁判員を含めこれまでにおよそ610人が参加。77人に判決が言い渡されています。
6日、高知地方裁判所で開かれた意見交換会には、放火未遂事件や強盗傷害事件の裁判に参加した裁判員経験者4人が参加し、意見を述べました。
会では裁判官から裁判員に選ばれた際の気持ちや審理の際の説明の分かりやすさなどについて質問され、経験者からは「興味はあったがまさか自分が選ばれるとは思わなかった」「多くの資料が用意されていていたほか、説明も丁寧で思っていたよりもフォロー体制が手厚かった」「ショッキングな映像などを目にすることもあったが答えを導き出すには必要なものだと思った」などの意見が出されました。
判決が告げられる際の心情について女性の経験者は「被告には二度と犯罪を犯さないでほしいという気持ちで臨んだ。判決が被告の人生にとってどういう結果に結びつくのか深く考えた」と話していました。














