羽生九段「同学年がひのき舞台で顔を合わせるは“新時代の到来”」
(夏目キャスター)
今回「将棋界に新時代到来」という声も聞こえてきていますね。
(大石アンカーマン)
そうなんです。まさにその話をこの方がしたんです。竜王戦第1局の前夜祭が5日に開かれたんですけども、そこで将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は、「同学年2人が、ひのき舞台で顔を合わせるのは、将棋界の新時代を到来させる出来事だ」というふうに語ったんです。

「同学年の2人」という言葉を敢えて使ったんですが、なぜこの言葉を使ったのか。おそらくこれにあったんだと思います。
羽生さんは、平成時代に七冠制覇したんですけれども、その羽生九段にも同学年のライバルがいたんです。その方がですね森内俊之九段(52)なんです。
羽生さんは通算99期の、ものすごく強い方ですけれども、この森内さんも同学年で、子どもの頃から羽生さんのライバルと言われてしのぎを削ってきた人なんですけども。竜王2期、さらに名人8期、通算12期を獲得してるんですよね。だから羽生さんはめちゃめちゃ強かったんですが、その羽生さんを、さらに引き上げてくれたのは、ライバル森内さんがいたからではないかと考えます。

5日の羽生さんのコメントは、ご自身のことも頭のどこかにあってのコメントということなんだと思うんです。
これからタイトル戦で、この両者は何度も顔を合わせていくと思いますけれども、新時代の扉をですね、今まさに開けています。
竜王戦七番勝負第1局は、7日決着する見込みです。














