フレッシュな“頂上決戦”

(夏目みな美キャスター)
14歳でプロ入りした藤井聡太七冠。当初はすごく初々しかったですが、今はもうどっしりとしています。竜王戦の同学年対決、注目ですね。

(山内彩加キャスター)
2人とも2002年生まれということで、“史上最もフレッシュな頂上決戦”と言われています。藤井聡太七冠にとっては、竜王3連覇になるのか。伊藤匠七段にとっては、初めて臨むタイトル戦なんですね。

“藤井聡太を泣かせた男”

この二人の子どもの頃の対局というのも、今話題になっているんです。公式戦ではこれまで、藤井聡太七冠が2勝しています。今年度はこの竜王戦が初対局となります。

子どもの頃、小学校3年生のときです。伊藤少年が藤井少年に勝利してるんです。そのときに負けてしまった藤井少年が大泣きしてしまったという逸話も残っていて、伊藤少年は“藤井聡太を泣かせた男”と呼ばれているんです。

(夏目キャスター)
藤井七冠は闘志を内に秘めるタイプだと思うのですが、やはり大石さん、トップアスリートの皆さんって負けず嫌いですよね。

(大石邦彦アンカーマン)
負けず嫌いなんでしょう。伊藤七段についていろいろ取材したんすけれどやはり、子どもの頃から見た目の通り冷静な人だったようなんですね。そしてですね、5、6歳の頃から将棋を始めているんですけれども、実は伊藤七段のおじさんは「うちの甥っ子ね、めちゃめちゃ強いんだよ」と、5、6歳の頃からよく自慢していたそうなんですね。

伊藤七段は東京出身なんですけれども、お父さんは名古屋大学を卒業していて、名古屋にルーツがあるんです。だから、実は伊藤七段は大の中日ドラゴンズファンだということです。

(山内キャスター)
では竜王戦の日程を押さえておきましょう。持ち時間は8時間で2日制です。そして七番勝負ですから、先に4勝した方が竜王となるんですが、もつれると12月14日まで続くんですね。そんな中で、藤井七冠のスケジュールですが、今月11日に王座戦第4局で勝てば、八冠達成となります。