いわゆる“ブラック校則”などを変えられないか。子どもたちが中心となって校則を見直す取り組み、「ルールメイキング」がいま、広がりを見せています。
「派手なものは禁止とか、派手なものって人によって基準が違う」
大阪・泉大津市の中学校。放課後の図書室で生徒たちが議論していたのは、「校則」の見直しです。
「生徒手帳に書いてあるので、『これなんや』というのあるやんか。靴下の柄が派手なのは駄目とか。過度な刈り上げって 『どこまでが過度なん?』って」
子どもが主体となり、先生や保護者と話し合いを重ねながら校則を見直す活動は、「ルールメイキング」とも呼ばれています。
この中学校では、おととしから「ルールメイキング」を導入。
去年には学校オリジナルのブレザーなどと「ユニクロ」の製品を自由に組み合わせられる新たな制服ルールを作りました。
泉大津市立小津中学校 大達雄先生
「最初は子どもたちに任せると、自分の好き勝手しか考えなかったりするのではないかとか、そういう不安が先立つ。任せてみると、こんなに子どもたちで自分たちで考えるんだとか、相手の立場のことを一生懸命考えようとするんだと」
生徒(3年)
「自分は元々そんなに対話が好きじゃないというか、あまり(話し合いを)するタイプではなくて。ルールメイキングをすることによって『こんなにたくさんの意見があるんだ』と。対話が一番大切なのかなって」
いわゆる「ブラック校則」が注目されるようになり、近年「ルールメイキング」に取り組む学校は増えているといいます。
文部科学省も去年、生徒指導に関する教員向けガイドラインを12年ぶりに改訂し、校則について「絶えず積極的に見直しを行っていくことが求められる」と「ルールメイキング」を後押ししています。
「トーンアップする日焼け止めが駄目とか」
先月、都内で開かれた「ルールメイキング・サミット」では校則を変えようとしている中高生が全国から集まりました。
「多数決って早くて便利なところもあるんですけれど、それだと少数派がどうしても引き裂かれてしまう」
「ちょっとでも前髪が長かったらアウトになったり、校則を変えていきたいという思いはあるんですけど、一人で行動するのはすごく不安」
変わらなければいけないのは、むしろ大人のほうだとイベントの主催者は言います。
NPO法人カタリバ 山本晃史さん
「(先生が)生徒たちの声や思っていることに耳を傾けるとか、先生方とか地域の方が校則を随時見直していく必要があるよねということを言ってくれたりとかしてくると、それから初めて対話の土壌が整う。(校則を)変える時には、先生とか大人の理解は大事」
“学校の当たり前”を変えるため動き出した子どもたち。彼らの想いに大人も応えることが求められています。
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