自転車で走行中、ひき逃げされながら、ヘルメットを着用していたことで一命をとりとめた男性。後遺症に苦しみながらも、再起を目指す姿を取材しました。
「車がまっすぐ突っ込んできた」自転車に乗っていたところをはねられ…

愛媛県西条市丹原町に住む佐伯秀行さん(50)。今年5月、ひき逃げ事件の被害に遭いました。自宅近くを自転車で走っていたところ、向かって来た軽乗用車にはねられ、佐伯さんはその衝撃で、自転車ごと道路わきの田んぼに投げ出されたのです。
佐伯秀行さん
「車がまっすぐ自転車に向かって突っ込んできたんです。自転車はだいたい15キロぐらいでゆっくり走っていてぶつかりました。なんで当たったんだろうって感じでした。普通にすれ違えると思っていました。はねた車を見たら、車から降りることもなく、後ろも見ずにずっと走っていきました」
軽乗用車の運転手は、はねた佐伯さんを助けることなく逃走。衝突音で事件に気付いた近所の人の通報で、救急搬送されました。
佐伯秀行さん
「手に激痛が走って、手を見たら親指がぶらさがった状態になってたんで、これ指ちぎれたかなっていう感じで…」

鎖骨や腕の骨を折るなどの重傷でした。当時は寝返りをするだけでも激痛が走ったという佐伯さんですが、医師からあることを言われたといいます。