江戸から明治にかけ全国各地の都市を結んだ北前船です。船が立ち寄った寄港地同士の連携を深めるフォーラムがあす(6日)から始まるのを前に、岡山市北区で講演会が開かれました。

会には、全国の自治体や企業から約280人が集まりました。明治時代まで使われた北前船は、瀬戸内海などを経由し大阪と北海道を結んだ船で、当時の物流の要でした。

寄港地同士の連携を深め地域活性化を図ろうというフォーラムを前に、きょう(5日)は開催地・岡山から備前焼のPR事例を紹介。参加者らは、海外の観光客誘致を狙った備前市の取り組みを学んでいました。

(吉村武司備前市長(吉の上は「土」)「北前船交流拡大機構を通じた『備前焼』のPRに備前市は取り組んできた結果、欧州での販路拡大の重要性に一定の手ごたえを感じたところでございます」

フォーラムはあす(6日)から岡山市内で開かれる予定で、北前船にゆかりのある5つの市を訪問する分科会も行われます。